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調査報告



U 調査結果の概要

1.全体の概況

 売上高と収益性を合せたDI平均値(前年同期比)については▲62.1となり、前回調査(21年1-3月期)の▲63.6から1.5ポイント上昇したものの、▲60台での推移となった。来期見通しにおいては、2.6ポイント上昇して▲59.5となる見通しになっている。
 売上高DI(前年同期比)については▲64.7となり、前回調査の▲62.6から2.1ポイント下降している。来期見通しにおいては、3.7ポイント上昇するものの▲61.0で、依然▲60台で推移する見通しとなっている。
 設備操業率については、前期比で「上昇」したとする企業が11.2%、「下降」したとする企業が48.0%で、DIは▲36.8で前回調査の▲58.2から21.4ポイント上昇している。
 収益性DI(前年同期比)については▲59.5となり、前回調査の▲64.5から5.0ポイント上昇して、▲50台へと転じている。来期見通しにおいては、さらに1.6ポイント上昇して▲57.9となる見通しになっている。
 業況(前年同期比)については、「好転」したとする企業は4.3%にとどまる一方で、「悪化」したとする企業が66.5%となり、DIは▲62.2となり、前回調査の▲65.9から3.7ポイント上昇している。また、来期見通しのDIは、さらに4.0ポイント上昇して▲58.2となる見通しになっている。一方、前期比では、「好転」したとする企業が8.2%、「悪化」したとする企業が42.9%で、DIは▲34.7となり、前回調査の▲62.6より27.9ポイント上昇している。同じく前期比での業況見通しは、「好転」するとした企業が15.0%、「悪化」するとした企業が31.1%で、DIは18.6ポイント上昇して▲16.1となる見通しになっている。
 原材料価格DI(前期比)については▲2.4となり、前回調査の▲1.0から1.4ポイント下降している。販売価格DI(前期比)については▲18.7となり、前回調査の▲11.6から7.1ポイント下降している。資金繰りDI(前期比)については▲30.4となり、前回調査の▲45.5から15.1ポイント上昇している。金融機関の態度DI(前期比)については、前回調査の▲17.6より7.0ポイント上昇して▲10.6となった。
 設備投資実施率については11.3%となり、前回調査の11.6%から0.3ポイント下降している。業種別で最も高い実施率となったのは、「プラスチック」の22.2%となり、目的別では、「その他」が40.0%でトップ、続いて「品質向上」が36.0%となった。
 全体の景況天気図は、前回同様「雨」となり、DI平均値は若干上昇しているが土砂降り状態が続いている。来期見通しにおいても、若干の上昇となっているが「雨」が継続する大変厳しい見通しとなっている。
 これを業種別に見ると、全業種において前回同様「雨」が続く大変厳しい結果となっている。来期見通しにおいても、全業種において▲30台〜▲80台までの範囲でマイナスになる見通しとなっている。
 今回の調査では、設備操業率、収益性、業況のDI平均値が、前回調査結果と比較し若干上昇する数値を示しているが、来期においても中小企業を取り巻く環境は、厳しさが続く見通しとなっている。




図表1

19 20 21
来期
見通
4−6
7−9
10−12
1−3
4−6
7−9
10−12
1−3
4−6
全体
小雨 小雨
小雨
小雨
小雨 雨
雨
雨
雨
雨
▲14.9
▲20.1
▲14.2
▲20.2
▲19.4
▲32.6
▲54.2
▲63.6
▲62.1
▲59.5

※景況天気図は「売上高」「収益性」(前年同期比)のDI平均値を下記の基準に当てはめたもの。


雨
→ ←
小雨
→ ←
曇り
→ ←
薄日
→ ←
晴れ
────
─┴─
───
─┴─
───
─┴─
───
─┴─
────
30
10
30



図表2 業況、売上高、収益性の動向(前年同期比)

図表2 業況、売上高、収益性の動向(前年同期比)

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