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調査報告



U 調査結果の概要

1.全体の概況

 売上高と収益性を合せたDI平均値(前年同期比)については▲61.0となり、前回調査(21年4-6月期)の▲62.1から1.1ポイント上昇したものの、依然▲60台での推移となった。来期見通しにおいては、更に13.9ポイント上昇して▲47.1となる見通しになっている。
 売上高DI(前年同期比)については▲63.9となり、前回調査の▲64.7から0.8ポイント上昇している。来期見通しにおいては、さらに14.8ポイント上昇して▲49.1となる見通しになっている。
 設備操業率については、前期比で「上昇」したとする企業が16.1%、「下降」したとする企業が35.4%で、DIについては▲19.3となり、前回調査の▲36.8から17.5ポイント上昇している。
 収益性DI(前年同期比)については▲58.0となり、前回調査の▲59.5から1.5ポイント上昇したものの、依然▲50台での推移となった。来期見通しにおいては、さらに13.0ポイント上昇して▲45.0となる見通しになっている。
 業況(前年同期比)については、「好転」したとする企業は3.9%にとどまる一方で、「悪化」したとする企業が65.9%で、DIは▲62.0となり、前回調査の▲62.2から0.2ポイント上昇している。来期見通しのDIは、さらに15.3ポイント上昇して▲46.7となる見通しになっている。一方、前期比では、「好転」したとする企業が11.3%、「悪化」したとする企業が39.6%で、DIは▲28.3となり、前回調査の▲34.7より6.4ポイント上昇している。同じく前期比での業況見通しは、「好転」するとした企業が15.1%、「悪化」するとした企業が29.6%で、DIはさらに13.8ポイント上昇して▲14.5となる見通しになっている。
 原材料価格DI(前期比)については7.1となり、前回調査の▲2.4から9.5ポイント上昇して3期ぶりにプラス域へと転じている。販売価格DI(前期比)については▲20.5となり、前回調査の▲18.7から1.8ポイント下降している。資金繰りDI(前期比)については▲25.8となり、前回調査の▲30.4から4.6ポイント上昇している。金融機関の態度DI(前期比)については▲12.9となり、前回調査の▲10.6から2.3ポイント下降している。
 設備投資実施率については11.5%となり、前回調査の11.3%から0.2ポイント上昇している。業種別で最も高い実施率となったのは、「機械・機器」の20.0%となり、目的別では、「その他」が47.8%でトップ、続いて「増産」が34.8%となった。
 全体の景況天気図は、前回同様「雨」となり、DI平均値は若干上昇しているが土砂降り状態が続いている。来期見通しにおいては、13.9ポイントの上昇となるものの依然として「雨」が継続する厳しい見通しとなっている。
  これを業種別に見ると、全業種において前回同様「雨」が続く厳しい結果となっている。来期見通しにおいても、全業種において依然マイナスになる見通しとなるものの、「木材」では▲7.2、「プラスチック」では▲20.0と「小雨」に転じる見通しとなっている。
 今回の調査では、ほとんどの項目のDI平均値が、前回調査結果と比較して上昇する数値を示しているものの、来期においても中小企業を取り巻く環境は、厳しさが続く見通しとなっている。




図表1

19 20 21
来期
見通
7−9
10−12
1−3
4−6
7−9
10−12
1−3
4−6
7−9
全体
小雨 小雨
小雨
小雨
雨 雨
雨
雨
雨
雨
▲20.1
▲14.2
▲20.2
▲19.4
▲32.6
▲54.2
▲63.6
▲62.1
▲61.0
▲47.1

※景況天気図は「売上高」「収益性」(前年同期比)のDI平均値を下記の基準に当てはめたもの。


雨
→ ←
小雨
→ ←
曇り
→ ←
薄日
→ ←
晴れ
────
─┴─
───
─┴─
───
─┴─
───
─┴─
────
30
10
30



図表2 業況、売上高、収益性の動向(前年同期比)

図表2 業況、売上高、収益性の動向(前年同期比)

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