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Q&A


会計・税務・その他


クエスチョン136 内部統制組織の確立について

   組合が会計処理をするにあたっての注意点を教えて下さい。



アンサー136

   会計処理するうえにおいて、まず考えることは内部統制です。内部統制は組合内において会計処理上の誤謬、不正あるいは過失が未然に防止されるように統制することであって、この制度を内部統制組織といいます。
 内部統制組織とは、組合自体の会計制度の中に帳簿突き合せの検査が行われ、会計組織上の欠陥より生ずる損失又は過失が未然に防止されるような制度をいうのであって、内部牽制制度と内部監査制度に分けられます。
 組合は経理を処理するに当たってまず次のようなことを考慮しなければなりません。

(1) 日々収入する一切の現金および小切手は、できるだけ当日又は翌朝とりまとめて預金すること。
(2) 現金の収入に対しては、継続番号を有する領収証綴帳を備えておき、継続番号順にこの領収証を発行し、同番号の控を保存しておくようにすること。
(3) 支払いはすべて小切手を使用することが望ましい。又、相手方から必ず領収証を受取ること。領収証の受取が不可能なときは、責任者の承認を受けた支払証明又はこれに準じる証憑を作成しておくこと。領収証には支払年月日及び継続番号を付し、番号順に保存すること。なお、通貨による必要な日常の小払については、定額前渡制による小口現金制をとること。
(4) 現金出納帳の残高は、毎日、現金手許有高と照合し、銀行預金出納帳の残高は少なくとも毎月1回残高証明書と照合し、両者不一致のときは差額説明書を作り、その理由を明らかにしておくこと。なお、できれば現金及び預金取扱担当者に、物品出納その他の一切の記帳事務を行わせないようにすること。
(5) 各職員の職務分担及び権限を明確に定めること。
(6) いかなる事務も、1係員の絶対的支配下に置かないこと。
(7) 組合印、代表者印、小切手の使用印等は、承認された以外の者は使用しないと同時に、主管者以外の係員に保管又は押印させないようにすること。又、小切手作成者と印鑑保管者を兼ねさせないこと。
(8) 物品の出納保管はできれば仕入、販売担当者と物品入庫出庫担当者に分署させ、記帳事務を行わせないようにすること。
(9) 物品の出納に当たっては、それぞれの物品の受払帳を設けてその出納を明らかにするとともに、随時照合して実地棚卸を行うこと。
(10) 各補助簿の残高の合計と、総勘定元帳の当該総括勘定の残高とを毎月1回照合すること。
(11) 誤謬発見と財政状況把握のため、毎月1回会計残高試算表を作成すること。
(12) 監査は、組合監査指導基準、組合監査指導要領に従うこと。





クエスチョン137 常勤役員に対する退職金共済制度の適用について

   中小企業退職金共済制度の被共済者の範囲に、組合の専務理事等いわゆる使用人と兼職の役員は該当するでしょうか。



アンサー137

   組合の専務理事又は常務理事の取扱いについては、極めて緩やかに解釈されており、役員報酬を得て純然たる管理職務のみを行う理事、若しくは非常勤理事等を除き、事実上使用人と兼務の理事は、被共済者となり得ます。なお、この事実判断については主管行政庁と協議されて判定されるのが良いと思われます。

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