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Q&A


管理(委任状・代理人)


クエスチョン100 委任状による代理制限について

   事業協同組合における総会の場合の委任状は、出席者1人につき2人までの委任を受けることができるとし、それ以上の委任を受けることができないという規定ができますか。



アンサー100

   中協法第11条第4項で、代理人が代理し得る組合員の数は4人までとなっています。さらに、同条第2項で、「定款の定めるところにより」代理人に議決権又は選挙権を行使させるべき旨が定められていますので、4人までの制限をさらに定款で縮小することができます。したがって、貴組合の定款で代理人が代理し得る組合員の数を2人までとする旨を規定すれば、これに従わなければなりません。





クエスチョン101 白紙委任状について

   組合又は理事長宛に提出された白紙委任状は、理事長に代理人の選定を一任したものと解されますが、

(1) 理事長が単独で代理人の選定をするということは、自己に都合の良い者を選べるという弊害があるが、この点はどうでしょうか。
(2) 白紙委任状は、議案審議に入るまでに代理人を決め、有効ならしめておくことが必要でしょうか。
(3) 代理人のない委任状は無効であるということは、出席者数にも算入されないのでしょうか。



アンサー101

   白紙委任状は、受任者となる人を特定せずに、委任状作成者が、記載の一定事務の処理及びそれに要する代理権授与の申込みをなし、これの取得者が白紙の部分に受任者として自己の名を記入することによって両者間に契約が成立します。この時に、委任状としての効力を発するものです。

(1) したがって、理事長が単独で自己の有利な代理人を選定することは有り得ますが、代理権自体の行使についても中協法第11条第2項〜第5項に制限規定が設けられているのでこの点からも若干の弊害は防ぎ得るでしょう。
(2) 白紙の箇所が補充されて初めて委任状としての効力を発しますので、代理権を行使するものの氏名が記入されていなければなりません。委任状受任者の意思を尊重する意味からも議案審議までに完全なる委任状としておくことが望ましいでしょう。
(3) 中協法第11条第3項の反対解釈からしても出席者数には算入されないものと解されます。





クエスチョン102 白紙委任状の行使について

   白紙委任状行使の権限は議長にあるのでしょうか。理事長にあるのでしょうか。又、白紙委任状の行使を特定の組合員に分割して依頼することは適法でしょうか。



アンサー102

   総会の議長は、議決権がなく、議事の進行、採決等を行うのみです。一方、理事長は、総会の開催、議案の提出、議決権の確認その他総会に関する全般的な責任をもっています。
 したがって、白紙委任状行使の権限は、議長にはなく理事長にあります。更に、1代理人の代理し得る議決権の数には限度がありますので、特定の組合員に分割してその行使を依頼することは必要であり、適法です。





クエスチョン103 議長の委任状行使について

  事業協同組合の総会の議長は、委任状を受けられますか。



アンサー103

   中協法第52条第3項で、議長は、組合員として総会の議決に加わる権利を有しないと規定されていますので、議長は議決権を有しません。
 したがって、委任状による議決権の行使はできません。


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