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Q&A


組合員(除名)


クエスチョン40 除名要件について

   定款参考例第13条第1号の「長期間にわたって組合の事業を利用しない組合員」は何故除名しなければならないのですか。又、この場合の「長期間」とはどの程度の期間をいうのですか。



アンサー40

   組合は、組合員が共同して事業を行うべきであって、長期間にわたって組合の事業を利用しないような場合は、組合制度の主旨に反し、又、同志的結合の意志を欠いたものと認められ、組合員たる地位を与えておく理由がないからです。
 さて、どの程度の期間を超えたら長期間であるかは、個々の場合に則して具体的に判断する他はありませんが、組合事業に対する不熱心さが明らかに判断されるなど、社会通念上許される範囲の長期間であることを要する訳です。
 事業の実施状況、組合員の経営規模や形態等の実情に応じて組合及び組合員自体が判断し決定すべきものであって、一般的に何ヶ月、何年と定められるものではありません。





クエスチョン41 組合の申し合せをやぶった組合員の除名について

   小売業者の組合において、同じ商店街にある大資本経営のスーパーマーケットへの対抗上、同スーパーに出店しないことの申し合せを行った場合、同スーパーへ入った故をもって、定款の除名規定「組合の事業を妨げ又は妨げようとしたとき」に該当するものとして除名するのは適当ですか。
 なお、除名された組合員は営業ができなくなる事情にあります。又、定款によってスーパーに出店した場合は除名する旨規定することは適当ですか。



アンサー41

   組合員が組合から除名されることによって、営業を続けることが不可能となる場合、その除名は、独禁法第2条に規定する不公正な取引方法等に該当し、同法第8条第1項第3号から第5号違反となると解されます。
 又、組合員がスーパーマーケットに出店した場合、除名する旨を規約又は定款に定めることは差支えありません。しかし、その結果、除名された組合員が、市場条例等の関係から、事実上営業を続けることが不可能となるなど、営業活動に著しく不利益を与えるような場合は、規約又は定款はその部分について無効となります。
 なお、本件と類似事件の審決例として、○○海産物仲買人協同組合の加入拒否の例があります。この事件は、スーパーマーケットを経営する事業者に対して、組合がその者の組合への加入を拒否したため、その事業者は商品購入が不可能となり、営業ができないという事例ですが、これに対しては、独禁法第8条第1項第3号及び第5号違反の審決が下されています。

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